【年末必須作業】損益通算と損出しについて調べてみた。
みなさん。こんにちわ!
11月も中旬になり、めっきり秋も深まってきましたね…
2020年も残り1か月半となりましたので、損益通算と損出しについて調べてみました。
損益通算とは?
損益通算とは、一定期間内の利益と損失を相殺する事です。
株式投資などで得た利益(売却益や配当など)が出た場合は税金がかかりますが、損失があった場合にその分だけ税金を減らすことが出来ます。
たとえば、2020年1月にそれぞれ10万円で買ったA株、B株が以下になりました。
・A株 10万円 → 20万円
・B株 10万円 → 5万円
A株は、2倍になったため、売却して利益確定したとします。
・A株 10万円 → 20万円(利益10万円)
売却益に掛かる税率は、20.315%なので、計算すると以下になります。
・利益 10万円 × 税率 20.315% = 税金 20,315円
A株の売却利益で20,315円の税金を徴収される事となりますが、損益通算をすることで税金の一部が戻ってきます。
ここで、B株の損失を確定したとすると、以下となります。
・B株 10万円 → 5万円(損失5万円)
A株売却益 10万円 - B株損失 5万円 = 2020年利益 5万円
2020年利益の税金を計算してみます。
損益通算後利益 5万円 × 税率 20.315% = 税金 10,157円
A株利益とB株損失を相殺させる事で,支払いすぎた10,157円の還付を受ける事が出来ます。
損出しとは?
損益通算で税金還付を受ける為に、損失の出ている銘柄の損失を一度確定し、再度買い戻す事です。
例えば、先ほどの例の場合、B株を売却した翌日に再度買い戻す事ですね。
・B株 10万円 → 5万円で売却(損失5万円)
翌日 5万円で買い戻すと…損失の5万円は、消えた様に見えますww
元々、取得単価10万円で▲5万円と表記されていたのが、取得単価5万円で損失が無い様に表記されるので、精神衛生上も良さげですかねww
損出しすると…
結局、損出しとは、支払うべき税金の支払いを将来に繰り越す作業ですね。
先ほどの例をとると、B株の平均取得単価は、5万円になりましたが、値上がりし売却した場合には、税金がかかります。
・B株 5万円 → 10万円(利益5万円)
利益 5万円 × 税率 20.315% = 税金 10,157円
あれ!? 発生した10,157円って…
先ほど損益通算で還付される10,157円と同じ金額ですね。
B株としては、元々購入価格の10万円に戻っただけですが、損益通算の為に、一度損出しをして、購入価格が下がったために、売却益に税金が掛かる事となります。
さいごに
現在、株式市場が堅調なのですが、「投資法人みらい」など、損失が出ている銘柄の損出しをするべく売却しましたが、まだ買い戻しておりませんww
(少しでも単価を下げようとスケベ心が出てますww)
みなさんも、今年の損失は今年の内に確定させて、税金の還付を受けましょう!!
最後までお読みいただきありがとうございました。